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高校3年の夏休み、就職組は何してる?9月から始まる「高卒就活」のリアル

高校3年の夏休み、就職組は何してる?9月から始まる「高卒就活」のリアル

ドウソコ編集部

高校3年の夏休み。

進学する人なら、オープンキャンパスに行ったり、受験勉強をしたりしている時期です。

では、高校を卒業してそのまま働く「就職組」は何をしているのでしょうか。

実は高卒就職を考えている人にとって、7〜8月は求人を見たり、職場見学をしたりしながら、応募先を具体的に考え始める人が増える時期です。

2027年3月卒業予定者の場合、学校から企業への応募書類の提出は9月5日から、企業による選考・内定は9月16日から始まります。沖縄県のみ応募書類の提出開始が8月30日です。

つまり8月は、まだ選考前ではあるものの、本番直前。

大学生とは少し違う「高卒就活」がどんなふうに進むのか、見ていきます。

出典厚生労働省「令和9年3月新規高等学校等卒業者の就職に係る採用選考期日等」mhlw.go.jp

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高校生も自分で会社を探せる。でも大学生とは「応募の仕組み」が違う

まず勘違いしやすいのが、
「高校生って、学校にある求人票の中からしか会社を選べないの?」
ということです。

実際は、そこまで単純ではありません。

企業の採用サイトに「高卒採用」のページがあることもありますし、高卒向けの求人サービスや企業説明会、家族や知人から聞いた会社などをきっかけに、自分で気になる企業を見つけることもできます。

地方なら、地元企業だけでなく、メーカーの工場や製造拠点などが高卒新卒を募集していることもあります。

なので、
「この会社、ちょっと気になる」
と自分で探すこと自体はできます。

ただし、企業を見つけることと、高卒新卒として正式に応募することは別です。

高卒新卒採用では、ハローワークで受理された高卒求人を使い、学校との連携のもとで応募・選考を進める仕組みが一般的です。

求人の出し方にも違いがあり、全国の高校向けに公開する求人もあれば、特定の高校へ推薦を依頼する「指定校求人」もあります。

さらに、応募できる会社数や複数応募を始められる時期についても、地域ごとに違いがあります。

よく「高校生は一人一社」と言われますが、全国共通ではありません。最初は一社だけの地域もあれば、条件付きで複数応募できる地域もあります。

ただ、大学生のように最初から何十社も並行してエントリーする就活とは違うケースが多いです。

会社探しは自分でもできる。でも応募には高校生ならではのルールがある。

このくらいに考えるのが近いです。

自分の地域ではどうなっているのか、学校の進路担当に確認するのが一番確実です。

出典厚生労働省「高卒就職情報WEB提供サービス」koukou.gakusei.hellowork.mhlw.go.jp

夏休みに「職場見学」をする人もいる

7〜8月には、応募先を考える材料として、企業の「応募前職場見学」に参加する高校生もいます。

ただし、すべての企業・高校生が必ず行うものではありません。

実施している企業であれば、実際の職場を見ながら、
「どんな仕事をしているんだろう」
「職場はどんな雰囲気なんだろう」
「ここに毎日通うとしたらどうだろう」
と確認できます。

特に高校卒業後すぐ働く場合、求人票だけでは仕事のイメージがつきにくいこともあります。

工場なら、どんな機械が動いているのか。どんな服装で働くのか。

オフィスなら、どんな人が働いているのか。職場の雰囲気はどうなのか。

「来年からここで働くかもしれない」と思って会社を見る夏でもあるわけです。

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地方なら「地元の工場に高卒で就職」も選択肢のひとつ

地方の高卒就職で見落としたくないのが、製造業です。

地域によっては、メーカーの工場や製造拠点が高卒新卒を募集していることがあります。

仕事も「工場で物を作る」だけではありません。

製造、機械オペレーター、設備の点検・保全、品質管理、物流など、企業によってさまざまです。

だから「大学に行かない=地元の小さな会社しか選べない」と決めつける必要はありません。

一方で、工場だから安定、大手だから安心、とも限りません。

交替勤務はあるのか。

夜勤はあるのか。

転勤はあるのか。

休日は何日あるのか。

寮や住宅手当はあるのか。

同じ「高卒OK」の求人でも、働き方はかなり違います。

会社名より、「入社したらどんな生活になるか」を見ることが大切です。

9月16日から、いよいよ選考が始まる

夏のあいだに求人を見たり、会社を調べたり、職場見学に参加したりする。

そして全国では9月5日から応募書類の提出、9月16日から企業による選考・内定がスタートします。

同じ高校3年生でも、進学組とはかなり違う夏です。

進学を考えている人は、
「どの大学を受けよう」
と考えている。

就職を考えている人は、
「来年からどこで働こう」
を考えている。

17〜18歳で、数カ月後には社会人になる会社を選ぶ。

改めて考えると、かなり大きな決断です。

高卒就職なら「初任給」だけで決めないほうがいい

初めて求人票を見ると、どうしても最初に目に入るのが給料です。

A社は月19万円。
B社は月21万円。

だったらB社のほうがいい。

となりそうですが、実際の生活はそれだけでは決まりません。

たとえば工場なら、交替勤務や夜勤の有無によって働く時間が違います。

会社まで車で通う必要があるかもしれない。

年間休日が違うかもしれない。

寮や住宅手当がある会社もあります。

転勤が多い仕事もあれば、地元で働き続けやすい仕事もあります。

「いくらもらえるか」だけではなく、「この会社に入ったらどんな毎日になるか」まで想像する。

高卒で最初の会社を選ぶなら、ここはかなり大事だと思います。

まだ何も決めていなくても、まずは会社を知るところからでいい

ここまで読むと、
「もう8月なのに何も決めてない」
と焦る人もいるかもしれません。

学校によって進み方は違いますし、地域や求人の状況も違います。

だから、この記事を読んだからといって「もう遅い」と決めつける必要はありません。

まずは学校の進路担当に、
「今どんな求人がありますか?」
と聞いてみる。

自分の地域にどんな会社があるのか調べてみる。

知っている会社の採用サイトで「高卒採用」があるか見てみる。

そういうところからでも始められます。

会社を知らなければ、選びようがありません。

最初の一歩は、応募ではなく「選択肢を知ること」でもいいと思います。

まとめ|高3就職組の8月は「会社を知って、選び始める夏」

高校3年生の夏休み。

高卒で就職を考えている人にとっては、求人情報が出そろい始め、会社を調べたり、職場見学をしたりしながら、9月以降の応募を考える時期です。

ただし、高卒就活には地域差もあります。

求人の公開方法も一つではない。

職場見学も必須ではない。

応募できる社数やタイミングにも違いがあります。

「高卒就活はこういうもの」と一つの形に決めつけないことも大切です。

全国共通の日程としては、2027年3月卒業予定者の場合、9月5日から応募書類提出、9月16日から選考・内定開始。

そこに向けて、自分の学校、自分の地域、自分が気になる企業ではどんなルールになっているのかを確認していく。

高校3年生の8月は、
「もう就職先を決めなきゃいけない夏」

というより、

「来年からどんな場所で働くのかを、本気で考え始める夏」

なのかもしれません。

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